犬のフィラリア症

フィラリアとは、糸状虫と呼ばれる寄生虫の総称です。犬フィラリアは、フィラリアの種類の1つであり、犬の肺の血管や心臓に侵入して寄生します。

フィラリアは蚊を媒介して感染します。日本では、約16種類の蚊がフィラリアを媒介します。

犬フィラリアが体内に入り込み、感染した結果、全身の血液循環や呼吸器、肝臓、腎臓を傷つけて深刻な影響を与えます。最悪の場合は死に至ることもあり、犬の種類や年齢を問わず、感染するリスクがある病気です。

初期症状としては、咳が出る、運動を嫌がる、食欲が落ちて体重が減る、毛のツヤがなくなる、呼吸が浅い、というのがあげられます。

症状が進行すると、貧血、腹水が溜まる、血尿が出る、などがあげられます。

重度のフィラリアであっても治療薬によって治る可能性はありますが、一度傷ついた臓器は完全には元に戻りません。そのため早期の発見や予防が重要です。

フィラリアの予防薬を投与する前に必ず病院で検査をおこないましょう。

犬フィラリア成虫により産まれるミクロフィラリアがすでに体内にいた場合、そのまま予防薬を投与すると一度に大量のミクロフィラリアが駆除されてショック症状が出るという副作用にもつながる為危険だからです。

予防薬の種類はいろいろありますので、獣医師に相談の上決めるといいでしょう。

薬を投与する期間は蚊のいるシーズンとその前後1ヶ月間(5月~12月頃まで)が目安です。

犬のフィラリア症はきちんと予防することで防げる病気です。予防薬を処方されたときは、投与するタイミングを守ることも大切です。正しい知識を身につけて愛犬を病気から守ってあげましょう。

ちなみに、我が家の愛犬は12月5日産まれなので、月1回5日に投与するようにしています!日にちを決めておかないと、うっかり・・・なんてこともありますので。

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